高騰している今、金(ゴールド)を買ってもダイジョブ?投資前に知っておくべき3つのこと

投資

金(ゴールド)は、大幅下落中?今は買い時なのか

株初心者
株初心者

資産の運用リスク分散のために、金(ゴールド)が気になっているけど、
ただ今買うのはどうなんだろうか?タイミングが悪いのかな。

しかちゃん
しかちゃん

「金の価格は長期的には上昇傾向にある」と言われ続けているけど、何も調べずに買うのは危険だよ。金(ゴールド)への投資を考えているのであれば、金価格がどのように決定されるのか知っておき、仕組みを理解しておこう。

金(ゴールド)相場の特徴

ほかの投資対象と比較して、安定性が魅力といわれる金ですが、ずっと上がり続けているわけではありません。そして、金への投資には、配当も金利も付きません。つまり、株式や債券の収益源ともなるインカムゲインがないわけですので、投資する際には、値上がり益(キャピタルゲイン)を得ることを考える必要があります。金の相場にはどのような特徴があるのでしょうか。今回は、気を付けたい3つのポイントを紹介します。

  1. 関連指標
  2. 金の希少性
  3. 価格の変動

1. 関連指標(特に、米国金利)

金の価格は、米ドルと米金利の動きに大きく影響されます。

まず米ドルの影響ですが、金は世界的にドル建てで取引されています。
しかし、日本では金は円建てで取引されています。そのため、日本の金価格はドル円為替相場の影響を受けます。

そしてその米ドルに影響を及ぼしているのがアメリカの金利です。金利が変動すると、それに伴って為替も変動します。そして、その変動した為替が金市場に影響を与えます。

具体的には、米金利が上昇するとドルが高騰し、それにより金価格は下落します。逆に、米金利が低下するとドルも下落し、それにより金の相場が高騰します。つまり、金の相場はドルと米金利と逆の関係にあるのがセオリーです。ただし、必ずいつもこのセオリー通りに進むとは限らないことにも注意してください。

金利
 金価格上昇=米金利低下
 金価格下落=米金利上昇

ドル
 金価格上昇=ドル指数下落
 金価格下落=ドル指数上昇

世界情勢も金の相場に影響を与えます。不安定な世界情勢は、安全な資産である金への需要を高め、その結果として金価格が上昇します。

日本で金の相場が上がるのは、通常、円安ドル高のときです。これは、ドル建てで決定した金価格を円に換算すると、金価格が割高になるからです。

したがって、金を購入するときはできるだけ円高のタイミングを狙い、売却するときは円安のタイミングを狙うのが最善です。これにより、資産を最大限に残すことができます。

ただし、金は株式投資などとは異なり、為替に動きがあったとしても、すぐに損をすることはありません。なぜなら、金は売却せずに手元に残しておけば、その価値がなくなることはないからです。これが金が安全な資産とされる理由の一つです。この点を理解しておくことは重要です。

(番外編)ミステリアスラリー

先ほど説明したセオリーによると、アメリカの金利が上がると金の価格は下がるはずです。しかし、最近の金の価格はそのセオリーとは異なり、アメリカの金利が上がっているにも関わらず、金の価格も上がっています。その理由については、以下のような予想があります

  • 中国の投資家たちは、不動産バブルがはじけてしまい、投資できる対象がなくなったため、金への投資に力を入れています。彼らは金の価格が高くなっても買い続ける「順張り」を行っていると考えられます。
  • 金の投資家の中で最も大きな影響力を持つのは、中央銀行です。中央銀行は現在、大量の金を購入しています(中央銀行はシルバー等は変えずに金だけです)。つまり、最大の投資家が金を買い続けている状態です。
  • 新興国の中央銀行がドルから離れ、金を買い続けていることも影響していると考えられます。これは、彼らがドルに依存せずに自国通貨の価値を保つために、金を保有しているからです。

これらの要素が組み合わさることで、アメリカの金利が上がっているにも関わらず、金の価格も上がっている現象が起こっていると考えられます。必ずいつもセオリー通りに進むとは限らないことにも注意しましょう。

2 金の希少性

金はとても希少な貴金属で、その希少性が価格を高く保つ一因となっています。アメリカの地質調査所(USGS)によると、地球上にはまだ約6万トンの金が埋蔵されているとされています。これを現在の採掘速度で割ると、新たな金は約16年後にはなくなると予想されています。

また、金には、宝飾品、金地金、コイン、半導体向けなどハイテク分野での需要があります
政府や中央銀行も金を保有しており、実際に新興国などは近年、金保有高を増やしています。これは、将来のドル不安や自国通貨の下落などによるリスクを回避することが目的です。したがって、彼らは簡単には金を売りません。むしろ、安くなった時に買いたいと考えています。

このように希少で実需の高い金ですが、技術の発達により当たらな金鉱脈が出てくるかもしれません。
ここで考えるべきは、「もし金の供給量が今よりも増えたら、金の価格はどうなるのか?」という問いです。もし金の供給が増えれば、金の価値が下がり、金の価格は急落する可能性があります。

今のところ、私たちが金を探し出して取り出すことができる場所は限られています。しかし、科学技術が進歩すれば、これまでよりも多くの金を見つけ出して取り出すことができるようになるかもしれません。ただし、今よりも難しい環境から(地表近くや海底から)金を取り出すためには、それなりのお金が必要になりますので、そのお金を取り戻すためには、金の価格を上げる必要に行きつきます。

金の供給や見通しのデータは、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が四半期ごとに発表していますので、気になる方は確認してみてください。

出所:メタルズ・フォーカス、ワールド ゴールド カウンシル


ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータを見ても、金市場が急騰しているにも関わらず、供給量が劇的に増えているわけではないことが分かりますね。

3. 金の価格変動

身の資産を守るために、一定割合を金に換えておこうとする投資家も少なくありません。
ただし、金も下落する事ことは、多々あります。たとえば、株式が大きく下落したタイミングで、金も急落していることが分かります。

AMEBAの金お番組より引用

長期的には、急落の可能性が低いといわれる金。しかし短期的な目線でみれば、少し状況が変わってきます。売却タイミングによっては損をする可能性も十分にありますから、長期保有を前提とした、余裕資金での買い増しがオススメです。

金への投資手法として、以下のような手法がありますが、リアルタイムで売買したい方はETF、金庫があるのでその中に入れて置きたい方は現物など、デメリットを考慮してどの型が合うのかを検討してみるとよいでしょう。

  • 毎月定額の「純金積み立て」
  • 投資信託やETF(インデックス型同様に指数に連動)
  • 金貨や金地金(延べ棒)など現物を購入

まとめ

いかがでしたか?金も株と同様に、為替の影響を受けるため、円安の今を考えると売却には適しているが、購入には適していないと言えるかもしれません。ただし、この後のアメリカの利下げや今後の更なる高騰を考えると、タイミングを分散した形でコツコツと積み立てていくのは良いかと感じました。短期よりも長期投資に向いている商品ですね。

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