経済指標ざっくり解説① GDP~国の「経済の大きさ」をあらわす数字

投資

GDPとは何のこと?ざっくり意味を説明

  • 国の「経済の大きさ」をあらわす数字だよ。
  • その国で 1年間に作られたモノやサービスの合計金額 のことだよ。
    かんたんに言うと、みんなが1年でかせいだお金の合計 なんだ。
  • GDPが大きいほど、「たくさんのモノやサービスを作っていて、経済が元気!」ということになるよ。だから、その国がどのくらい豊かか をざっくり知るための目安になるんだ。

ざっくり絵で解説

※生成AI氏が作成。漢字が変になっているけど気にしないでね!

詳しく解説

GDPって何?

GDPは「Gross Domestic Product(グロス・ドメスティック・プロダクト)」の略で、「国内総生産」っていう意味だよ。日本では、GDPのデータを内閣府が3か月ごと(四半期)に発表しているよ。

GDPの説明として「一定期間に生み出された財とサービスの付加価値の総額」とよく書かれているけど、「付加価値」とはサービスや商品などを販売したときの価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値のこと。なので、ざっくり言えば、付加価値=儲けのことだよ。

しかくんのケーキ屋さんを例にGDPを理解してみよう!

しかくん
しかくん

ぼくの「しかくんケーキ」では、小麦粉や卵を仕入れてケーキを作ってるんだ。
1個800円で売ることにしたよ。

しかちゃん
しかちゃん

ケーキ1個のGDPはどうなるかな?

しかくん
しかくん

うーん、材料費や電気代などの「中間投入額」は1個あたり400円くらいだから、
売値800円-原価400円=400円がGDPだね。

しかちゃん
しかちゃん

そのとおり! つまり「付加価値=儲けの部分」がGDPにあたるんだよ。
ものやサービスが売れるたびに、GDPがちょっとずつ増えていくんだね。

GDPは、多くの項目で構成され、実質GDP、名目GDP、個人消費、設備投資、住宅投資、在庫投資、政府支出、純輸送などがあります。

しかくん
しかくん

えっ、GDPって1つじゃないの?

「名目GDP」と「実質GDP」の違い① ストーリーで考える

そうなんだ。「名目GDP」と「実質GDP」の2種類があり、
ちがいは物価の変動を考えるかどうかなんだよ。

  • 実質GDP物価の変化を差し引いて、実際の成長を見たもの 
    ⇒正確な経済成長状況を把握するためには、こっちの実質GDPが使われる
  • 名目GDP物価の変化は考えないで、単純にその年の金額を合計したもの

物価の変化を考えるってどういうことだろう…?
しかくんのケーキ屋さんの例で見てみよう!


★1年目のGDPを計算

しかちゃん
しかちゃん

しかくん、今年のケーキの売上を見てみよう!

しかくん
しかくん

今年は 1万個(10,000個) のケーキを作って、
1個 800円 で売れたよ。

材料費や電気代などの「中間投入額」は1個あたり400円のまま。

しかちゃん
しかちゃん

名目GDPと実質GDPはそれぞれ以下のように計算されるよ。
今年の価格を基準年とするよ!

● 名目GDP(1年目)
 名目GDP=数量 × その年の価格
 =10,000個 × 400円(売値800円-原価400円)
 = 400万円

● 実質GDP(1年目)
 実質GDP=数量 × 基準年の価格
 =10,000個 × 400円(売値800円-原価400円)
 = 400万円

しかくん
しかくん

名目と実質は同じになるんだね。

★2年目、原材料価格の高騰+便乗値上げしたよ。

しかちゃん
しかちゃん

しかくん、2年目もお疲れ様!
今年のケーキの売り上げはどうだったの?

しかくん
しかくん

去年よりも小麦粉が値上がりして、材料費が 1個450円 に上がっちゃったんだ。

でも…世の中でいろんな値段が上がってたから
原価上昇50円に加えて、
ちょっとだけ“便乗値上げ”で+50円したんだ…

だからケーキの価格も 900円 に値付けしたよ。
今年もなんとか 1万個(10,000個) のケーキを売り切ったよ。

しかちゃん
しかちゃん

そっかそっか。去年が基準年だから、
名目GDPと実質GDPはそれぞれ以下のように計算されるよ

★ 名目GDP(2年目)
 名目GDP=数量 × その年の価格
 =10,000個 × 450円(売値900円-原価450円)
 = 450万円

★ 実質GDP(2年目)
 基準年価格(1年目の儲け400円)で計算
 =10,000個 × 400円(売値800円-原価400円)
 = 400万円

しかくん
しかくん

え??名目GDPは450万円に増えたのに、
実質GDPは400万円のままなんだね…

売り上げは増えたのにな~

しかちゃん
しかちゃん

うん、そうだよ!

増えた450円の付加価値のうち、
・原価上昇分50円は“物価が高くなっただけ”
・便乗値上げの50円も“価格が上がっただけ”

だから、“本当の成長”とは言えないんだよ。

しかくん
しかくん

なるほど〜!価格だけでは、
“経済が本当に大きくなった”わけじゃないんだ!

★3年目、数量が伸びて本当の成長!

しかくん
しかくん

聞いて聞いて!去年までは毎年1万個の売れ行きだったけど、
今年は評判が上がって 1万2,000個 売れたよ!
価格は 900円 のまま!
原価も 450円 のまま!

しかちゃん
しかちゃん

おめでとう!
今年のGDPはそれぞれ以下のように計算されるね。

★ 名目GDP(3年目)
 名目GDP=数量 × その年の価格
 =12,000個 × 450円(売値900円-原価450円)
 = 540万円

★ 実質GDP(3年目)
 基準年価格(1年目の儲け400円)で計算
 =12,000個 × 400円(売値800円-原価400円)
 = 480万円

しかちゃん
しかちゃん

名目GDPは“その年の値段と量のまま”計算する値。
実質GDPは“値段の変化を取り除いて”、量の変化だけを見る値だよ。

名目GDPは、その年の価格が上がれば増えるけど、
実質GDPは“本当に作った量”が増えないと増えない
んだよ。

しかくん
しかくん

便乗値上げしても“経済が成長した”とは言えないんだね!
これが“物価の影響を抜いた”という意味なのか。

しかちゃん
しかちゃん

その通り!だから経済の実態を見るときは“実質GDP”が大切なんだよ。

「名目GDP」と「実質GDP」の違い② 表まとめ
項目名目GDP実質GDP
目的その年の儲けの総額物価変動を除いて、生産量の変化だけを見る
使う価格その年の価格(売値・原材料費)基準年の価格
計算式(その年の売価ーその年の原材料費)x 個数(基準年の売価ー基準年の原材料費)x 個数
物価が上がった場合増えることが多い(値上げの影響)基準価格で計算するので増えない
数量が増えた場合増える増える(量の増加を正しく片影)
解釈”その年の経済の大きさ””本当の成長(量の増加)を測る”

一言まとめ

GDPのニュースを見たら、「GDP上がったんだ~経済(企業業績)は上向きってことか~」というイメージで聞いていたらいいと思います。

※本ブログはあくまで
 しかちゃんによる、しかちゃんのための、しかちゃんのまとめ記事になります。